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特殊清掃をプロに任せる理由

事件現場の室内では、嗅いだこともない強烈な腐敗臭が漂い、警察が残していった体液や血液、酷いケースでは、頭皮や毛髪、骨といった体の一部が残っていたり、ペットを飼っていた場合は死骸や糞尿、それらを餌に大量のハエやウジが発生しうごめく光景はPTSD(心的外傷後ストレス障害)の発症の恐れがあります。

また、特に異臭が発生している場所には目には見えにくい無数の細菌やウイルスが発生しています。
安易に入室し気が付かない内に接触してしまうと粘膜を通して身体に入ってしまう危険性がありご自身のリスクを伴います。

孤独死や事件現場の特殊清掃作業とは

  1. 1スピード

    腐敗臭が発生している場合には、空気や害虫などにより家財や室内に増殖する細菌などが時間経過とともに強固に染みついていき、それは室内の建具も同様で時間の経過とともに物件の資産価値を下げ、賃貸物件の場合は損害賠償の金額が膨大になります。早急な対処が損害を少しでも抑える秘訣です。

  2. 2予防と二次感染対策

    ご遺体は夏では約24時間、通常約48時間で腐敗を始めますが、そのご遺体に接触しているハエ等の害虫や浮遊しているウイルスと直接触れないよう、目・口・鼻や傷口など粘膜部分やその他を完全に保護し、肝炎など様々な感染症からの予防と他者への二次感染の拡散を食い止める作業後の対処を念頭に実施する必要があります。

  3. 3最低限必要な準備

    ゴーグル、特殊マスク、防護服、着替え、手袋、長靴、殺虫剤、消毒液及び噴霧器、体油用・血液用除去剤、密封袋、ガムテープ、布、工具、バケツ、廃棄業者の手配、その他状況により必要な物品、そして心の準備

  4. 4近隣住民への配慮

    入室するときに玄関や窓を開閉する際には、腐敗臭(死臭)や汚染の拡散元であるハエが光に向かって反応する特性により、外部に放出しないように細心の注意を払い入室後は換気口や扉なども完全に閉め近隣からのクレームの回避をする必要があります。
    特に夏場の密封された室内での作業は、気温の上昇による熱中症の原因になる恐れもあり予防のための対策などの準備もします。
    集合住宅などの場合は、汚染物を運び出す際にエレベーターや共有スペースの活用方法にも的確な計画と準備で対応する必要性があります。

  5. 5入室

    室内には、「3.最低限必要な準備」と「4.近隣住民への配慮」を踏まえた上で入室し、状況確認後作業を行います。
    個別のケースにより作業工程は変わりますが、室内全体の細菌・ウイルスの消毒や不衛生害虫駆除、作業がスムーズにできる程度までの消臭(脱臭)を実施します。

  6. 6汚染箇所の清掃と梱包

    作業が支障なく進める状態になった後に、腐敗臭の根源を除去し清掃を行います。
    その際の汚染物と使用した道具は梱包し密封します。同時に床下へ体液が流れ出ていないかの確認が必要となります。
    畳、フローリング、クッションフロアと場所により異なりますが、約半数以上の多くのケースで床や床下まで体液が流出しており、その後の異臭除去を含めた原状復帰を目指す中で非常に重要な工程となります。

    ※体液が床への染み込みや床下へ流出している場合は、床上の清掃やオゾン・消臭剤のみで原状回復は望めません。
    床下に汚染物を残したままでは当然のことながら異臭の除去が出来ていないため後日再発します。
    特に木材やコンクリート・壁紙の内部ボードに染み込んでいるケースでの施工は特殊であるため、各社で差が出る重要なポイントとなります。

  7. 7不用品(ゴミ)の廃棄

    汚染物を含めた家財など一般家庭から排出される全ての不用品は、各自治体により廃棄方法のルールが異なります。
    その決められた内容で仕分けや梱包を実施し、処分は「一般廃棄物収集許可事業者」又は「本人」のみ廃棄施設などへの運搬が可能となります。

上記は基本的な作業内容を表記しております。
異臭は解体し、建替えをすることで問題はクリアされますが、通常のクロス張替や木材の一部交換などのリフォームのみでは原状回復は期待できず、実際の現場では様々な状況の中、正しい施工の組み立てや道具の選択などノウハウが必要となります。
まずは1人で悩まず一度ご相談ください。

正しい業者選び

  • 床下まで腐敗臭除去のノウハウがある会社

    床下や木材、コンクリートなど異臭除去に対応できるノウハウがある業者が望ましいでしょう。
    安易に薬剤と清掃だけで腐敗臭の問題解決する施工では、異臭が再発する事が多く、追加で更なる費用が掛かる恐れも出てきます。

  • 脱臭でオゾンを用いる会社

    オゾン脱臭機も多種多様あります。孤独死などの強烈な異臭がする現場では、オゾン生成量や風量が弱い脱臭機では効果を期待できません。
    最低1時間に7500mgのオゾン生成量と風量260立方メートル/h以上の機材が必要です。
    こころテラスでは1時間に最高15000mgのオゾン生成が可能な機材を用います。
    また最も重要な要素として、オゾンを活かす環境を作るノウハウです。

  • HPでスタッフの顔写真が出ている

    実際にHPに担当するスタッフが紹介されており、問合せから見積もりを含め作業も同一の担当者が最後まで対応する会社が望ましいです。

  • どのような薬剤を使用しているか?

    薬剤といいましても2つ分けて考える必要があります。
    1つ目は消毒、2つ目は消臭に用いる薬剤です。
    即効性や残留性による以後の危険性、その他臭いの種類により用いる薬剤は異なります。
    用いる薬剤の説明ができる業者が望ましいでしょう。

  • 遺産の相続や放棄など相談できる業者

    個々によりご依頼主の状況が異なります。
    親切で行った事が自らの不利益になるケースや相続時の遺産に関することなど、法律を知り対応する必要があります。
    各士業(弁護士・税理士・行政書士など)のサポートが可能な業者が望ましいでしょう。

  • 一般廃棄物運搬許可業者と連携している会社

    不用品の運搬許可は大きく2種類あります。
    事業から出る不用品は産業廃棄物運搬許可。
    家庭内から出る不用品となった家財やゴミは、ご本人又は一般廃棄物運搬収集業者のみ持ち運びできます。

  • 近隣への配慮ができる

    マンションなど共用部分を利用する場合は、予めご近隣住民への挨拶や作業工程などの説明が行える会社が望ましいでしょう。

  • 契約を交わす

    できれば法人格を持っており社会的責任を負う事のできる業者が望ましいでしょう。
    更にその会社の代表者の氏名や顔写真が公表されている事、そして正式に契約書を交わす事はとても重要であり、ご依頼主の身を最低限守る必要があります。

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