ゴミ屋敷の実家の片付けで処分に困る物 その4(着物、その他遺骨・先祖代々の物)

ゴミ屋敷の実家の片付けで処分に困る物 (着物、その他遺骨・先祖代々の物)

その4です。この回は、7位「着物」、9位「その他遺骨・先祖代々の物」について記述します。
アンケート調査の内容が分からない為、冒頭にアンケート調査を記載します。

「実家の片付けで処分に困るもの」・・・611回答

1位「写真・思い出の品」 134票
2位「趣味・収集品」 107票
3位「家具・家電」 105票
4位「仏壇」 66票
5位「衣類」 65票
6位「食器」 56票
7位「着物」 46票
8位「宝石・貴金属」 21票
9位「その他 遺骨・先祖代々の物等」 11票

7位「着物」

コロナ前は何とか買取が出来ましたが、コロナにより人出が減り、着物を着る人が大幅に減った事から、着物専門の古物市場もどんどん縮小し、こういった市場でも着物としてではなく、布切れとしての価値の方が高くなり、ほとんど金額が付かない物になってしまいました。
布切れを、再利用し、他の物に張り付けて新しい物を作る業者も居ますが、業者数が少なく、高値に転じる原因にはなっていません。
よって、自らが着る場合を除いては、5位の衣類と同じく、エコステーションなどでリユース品として処分をされた方がよいかもしれません。

 

8位の宝石・貴金属

その2の「趣味・収集品」に記述がありますが少しこちらにも記述をします。
基本的に、宝石はあまり値がつかないので、貴金属の買取になる場合が多い事を知っておいてください。
ダイヤでも、0,4カラット以下はクズ石と呼ばれているぐらいです。
よって、金やプラチナなどに金額が付くのです。
売却をされる際は、金の相場などを事前に調べ、手数料の少ないお店を選ぶことが大切です。

 

9位「その他 遺骨・先祖代々の物等」

これは難しい問題です。
遺骨は、刑法190条により、簡単に廃棄することが出来ません。
お墓とは別に骨壺にある場合、または最初からお墓は無く、骨壺だけ家にある場合が、時々ありますが、お墓がある場合は、そこに一緒に納骨すればよいのですが、無い場合は、その遺骨を処分するのか、それとも合祀墓に移すなどの方法がありますが、どこへ埋葬するにしても自治体が発行する改装許可証が必要です。
注意点は、自治体により様式が異なる事、改装許可を申請する事となりますが、管理者から埋蔵証明や納骨許可証を貰う必要があるので、詳しい手続きについては、住職や霊園管理者に確認すると良いでしょう。
先祖代々の物については、他のご遺族の意向も考慮する必要があるので、ご親族で決められた方が良いでしょう。

 

まとめ

4回にわたって記述をしましたが、ゴミ屋敷と言っても色々なパターンがあります。
同じ家に長く住んでいらっしゃる方は、引っ越し、つまり物の要不要を判断する機会が無いので、非常に物が多くなる「物屋敷系ゴミ屋敷」
若年層や、一人暮らしの男性に多いコンビニゴミが大半を占める「リアルゴミ屋敷」
高齢により、ゴミ出しが中々できない場合や、認知症による買い忘れ「高齢者ゴミ屋敷」
収集癖があり、収集に収納が追い付かない「収集癖ゴミ屋敷」等です。
いずれにしても、必ず撤去をしないとならない時期が来ます。
それは自分の場合もありますが、子供や親族の場合もあります。
こうなると負の遺産でしかありません。
今回の内容を読んで、すこしでもお役に立てれば、幸いです。

 

以上が、ゴミ屋敷での遺品整理時や生前整理時に、処分に困る物についての記述となります。

こころテラス東海は、ゴミ屋敷清掃、遺品整理や生前整理の経験豊富な業者です。
今回の記述以外に、不動産の売却、車両の売却、解体などの問題もありますが、関連会社に不動産会社がある事と、こころテラス東海には解体工事の許可も取得しており、これら全てに対応可能です。
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