編集部作成のAI生成画像。実案件の写真ではありません。
床に血液が残り、何で拭けばよいか分からないときは、洗剤を探す前に、けがをした方への対応と現場の条件を確認してください。救急対応が必要な場合はそちらを優先し、清掃については、血液に触れずに分かる場所・範囲・床材の情報から相談できます。 詳しく調べるために血液へ近づいたり、家具を動かしたりする必要はありません。
この記事では、救急対応などが済んだ後の清掃相談に向けて、入室条件、床の状態、業者へ聞きたい内容を整理します。血液を落とせるか自分で試すのではなく、触らずに伝えられる情報を確認しましょう。

出血や急病への対応が続いているときは、床の清掃を進める段階ではありません。緊急時は119番通報など必要な対応を行い、通報先や現場の担当者の指示に従ってください。東京消防庁の応急手当の案内でも、救命を目的とする処置を最優先するとしています。
その後の清掃では、入室や物の移動について指示が出ているかを確認します。警察などから立入りや現場の保持について指示がある場合は、清掃や撮影のためでも自己判断で入らず、その条件を清掃業者へ伝えましょう。指示の内容が分からないときは、指示を出した機関や現場を管理する人へ確認し、確認待ちであることを業者にも伝えてください。清掃業者が立入りの許可を出すわけではなく、すべての清掃で警察の確認が必要になるわけでもありません。
血液が残る床を通らなければ移動できない場合は、そのことも相談の最初に伝えます。付着の有無を調べるために歩き回らず、家族や訪問予定の人にも、付着している場所と未確認の場所を共有してください。
血液への接触や体調について心配がある場合は、清掃の見積りとは分けて、医療機関などへ状況を伝えて相談してください。清掃業者へ頼むことで、身体への影響まで判断してもらえるわけではありません。
最初の電話で、血液の正確な量や床の内部の状態まで答える必要はありません。既に見た場所と、まだ確認していない場所を分けて伝えます。
小さい画面では表を横に動かして確認できます。
| 伝える項目 | 分かる範囲での伝え方 | 不明な場合の扱い |
|---|---|---|
| 付着した場所 | 玄関、廊下、トイレ前など、部屋や位置を伝える | 見た場所だけを挙げ、ほかの部屋は未確認とする |
| 見える広がり | 一か所にあるか、離れた場所にも見えるかを伝える | 採寸や、血液をたどる確認はしない |
| 床材 | フローリング、畳など、既に分かっている名称を伝える | 材質名は不明とし、写真や現地での確認を相談する |
| 周囲の物 | 近くに寝具、衣類、家具などがあると伝える | 裏側や下まで動かして調べない |
| 入室と生活の状況 | 受けた指示や、通路を使う必要があるかを伝える | 誰に何を確認している段階かを伝える |
既に拭いたり、製品を使ったりした場合は、行った場所と時期、分かれば製品名を伝えます。清掃のために追加で試すのではなく、これまでに行ったことの記録です。商品名が不明なら、その旨を伝えます。既に容器や表示の写真が手元にあれば、製品を伝える際に使えます。
使った布や道具、血液の付いたごみが残っている場合は、その種類と置いてある場所、扱いが分からない点も、触らずに分かる範囲で清掃業者へ伝えます。依頼前の確認事項は、回収・処理まで依頼範囲に含められるか、来訪までの保管や移動を誰に確認すればよいかです。業者で案内できない場合は、所在地の自治体のごみ担当窓口へ、血液が付いた物であることを伝え、処分方法の確認先を聞いてください。確認のために自分で洗ったり、まとめ直したり、運び出したりはせず、分かる情報から相談しましょう。
写真を求められた場合も、新たに入室・接近しなければ撮れないときは、その事情を伝えてください。手元の写真で相談できるか、現地確認を先にするかを業者と決めます。けがをした方や個人情報が写っている写真は、そのまま一式送らず、必要な箇所と送付方法を聞きましょう。
血液が乾いている、少なく見える、拭いたら色が薄くなったという状態だけで、安全性や清掃の完了は判断できません。 現地確認では、目に見える付着の除去に加えて何が必要か、対象の床材や周囲の状態を踏まえた説明を求めましょう。
厚生労働省の感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きは、汚染された環境などに対し、対象となる微生物を考慮して適切に消毒することを示しています。これは感染症法に基づく専門的な資料で、家庭の床の自己処理を案内するものではありません。血液が残っていることから特定の感染症があるとみなしたり、記載された薬剤や手順を自宅の床へ一律に当てはめたりはしないでください。
現地で見てもらう際は、床の表面だけが対象か、継ぎ目や壁際、床の上にある物も確認する必要があるかを聞きます。血液がどこまで及んでいるか分からない場合も、確認のために自分で床を剥がす必要はありません。
清掃とは別に床材や家財の撤去・交換を提案された場合は、対象と理由、補修までの担当を確認します。色が残る箇所があるなら、その理由と実施した処置、残っている対応を説明してもらいます。見た目の変化だけを完了の基準にしないためです。
衣類の洗濯表示や特定のラグの手入れ方法は、その製品を対象にしています。病院の床清掃にも、対象や管理の条件があります。インターネットで見つけた血液汚れの手順を、材質も汚染の状態も分からない自宅の床へ広げないでください。
残したい床材や家具があれば、現地確認の前にその希望を伝えておきます。

こころテラス東海の出血後の住宅清掃事例には、転倒してけがをされた方の搬送後、家族から清掃の相談を受けた例があります。血液は一か所だけでなく、玄関や廊下、階段など複数の場所に残っていました。
この例では、最初にけがをした場所と、清掃が必要な範囲が異なっていました。移動した場所が分かっていれば、その情報も業者へ添えます。未確認の部屋は、そのまま未確認として現地確認を依頼してください。
事例と同じ作業、所要時間や結果になることを示すものではありません。自宅の床材や付着の範囲、残す物に応じて、対応内容を確認する必要があります。
こころテラス東海は、特殊清掃の基本サービスとして、血痕・体液などの汚染箇所の清掃・除去を案内しています。初回には、救急対応後の状況と入室条件、分かっている付着箇所を先に伝えると、相談したい対象を共有できます。
例えば、次のように伝えられます。実際のお客様の声ではなく、説明用の文例です。
家族がけがをして搬送された後、廊下とトイレ前の床に血液が残っています。床材の詳しい種類と、ほかの部屋への付着は分かりません。現場への立入りについては〔確認済み/確認中〕です。床と周囲の物を、どこまで清掃してもらえるか相談したいです。
現地確認や見積りでは、以下を聞いておきましょう。
よくあるご質問では、ヒアリングや写真による金額はおおよその見積りとしています。写真の金額だけで清掃・撤去・補修がすべて含まれると考えず、現地で対象を合わせてから依頼範囲を決めてください。