汚部屋 掃除と手順

汚部屋 掃除と手順

今回は、掃除の仕方や手順、そして使う道具について記述いたします。

基本的に掃除は、上から下方向に掃除をしてゆきますが、物が多い部屋の場合は、まず必要な物と、不必要な物を区別して、不要な物を捨てましょう。
この場合に必要な心掛けは、

まずどの程度物を減らしたいのか、設定をしましょう。

例えば、7割方を減らすとすると、服なら10枚中7枚は捨てる必要が出てきますので、思い切って捨てることが必要です。
要不要の他に、一旦考える箱を用意し、全体の区別がついたら、一旦考える箱の中の物を再度区別しましょう。
以下の4つは断捨離の際のポイントです。

①「いつか使うかもしれない」で、ずっと使っていない物は、捨てましょう。

②物に思い出があっても、過去は過去です。捨てましょう。これからは未来を見てゆきましょう。

③かなり汚れている物は、捨てましょう。
よく汚部屋や、ゴミ屋敷の清掃をしていると、「それ使うの?」と思うような物も残してほしいと言われることが有ります。
本当に必要なら、新しく買いなおせばよいのです。

④必要な物は、それを置くスペースを決め、そこからはみ出る物は、捨てましょう。

とこんな感じです。

掃除の仕方と手順

1)トイレのお掃除

お風呂やトイレは、中性~弱アルカリ性の洗剤を使うと良いでしょう。
お風呂の風呂桶で、中性~アルカリ性の洗剤でも取れない汚れの場合は、しつこい人の脂汚れなので、キッチンのお皿用洗剤を使いスポンジで擦ると取れます。
使う道具は、スポンジ、洗剤、ブラシ、バケツです。
スポンジは表側に固い擦るための部分が付いている2層構造の物を使ってください。
但し、スポンジ部分だけだとなかなか取れません。
トイレは、尿石が付いている場合、市販の尿石落としでまず尿石表面を溶かしてから、スポンジで擦っていきましょう。
固まってかなり取りにくい場合は、スクレイパーや耐水サンドペーパーを使うと取れますが、これは便器に傷がつくので、あまりお勧めではありません。
あとは、洗剤とスポンジを使って、全体を洗い、最後にキッチンペーパー等で、水分を拭いてください。
これで、ピカピカになりますよ。
また、壁や床に尿が飛び散っている場合は、クエン酸水(クエン酸小さじ1杯に対して100ml)でスプレーし、雑巾で水拭きし、最後にキッチンペーパーで乾拭きすると良いでしょう。
掃除が完了したら、今度は汚さない為に、毎回トイレは使った後に、必ず便座の裏や、便器の淵を見て、汚れているようなら拭き取ってください。
便器に黒ずみが出来ていたら、ブラシで擦りましょう。
また、トイレの換気扇も常に付けておくことをお勧めします。
尿に含まれるアンモニアは、空気よりも軽いので、換気扇を付けておくことで、尿臭くなることを防ぐことが出来ます。

2)お風呂の掃除

お風呂の場合も、浴槽の外で、体を洗っている際に、汚れが無いかどうかチェックをし、汚れているようなら、スポンジで汚れを取ってください。
目地の汚れもスポンジや、ブラシでゴシゴシ頑張ってください。
トイレの扉の換気スリット等にカビが付着しているので、使い古した歯ブラシなどでこまめに汚れを取ってください。
また換気扇の埃も取りましょう。
このように、トイレをした後、お風呂に入っている時など、こまめに清掃をしていると汚れはたまりませんし、「掃除の日」を作り必要はありません。
要は、こまめに掃除をしていると、汚れたトイレやお風呂にならないのです。
また、お風呂の換気扇は、常に付けっぱなしにしておく事をお勧めします。(換気扇を付けないなら、ドアは開けっ放し。但し、換気扇の方が湿気は無くなります。
これは、湿気が溜まり難く、防カビにもなるからです。
大した電力ではありませんし、お風呂がカビだらけになるよりもずっと良いと思います。

 

3)お部屋の掃除

不要な物を片付けたら、次はお部屋の掃除です。
掃除の基本は、上からなので、エアコンの上や、カーテンレールの上や梁などの埃を落としてゆきましょう。
落ちたホコリは、掃除機で吸いましょう。
続いて窓です。
窓を洗剤とスポンジで洗い、水に浸した雑巾を絞り、洗剤を拭き取ってください。
隅などに汚れが溜まっているので、ブラシやつまようじ、綿棒などできっちりと綺麗にしましょう。
キレイに洗剤が取れたら、乾いた雑巾で水分を取り、最後はキッチンペーパーで残った水分を取って終わりです。
最後に床掃除です。
床の表面が、飲み物や、床に水分と紙がくっついて張り付いている等の酷い汚れの際は、洗剤とスポンジとバケツ、そしてあまり先のとがっていないタイプのスクレーパーをご用意ください。
こびり付いた汚れは、洗剤をスプレーし、汚れを水分でふやかしてからスポンジで擦ります。
これを何度か繰り返し、取れない汚れのみスクレーパーを使ってください。
但し、スクレーパーを使いすぎると、床を傷めるので要注意です。(可能な限りスポンジの使用をお勧めします。)
汚れが取れたら、モップに水を付けて、洗剤を取ってゆきましょう。
最後に、雑巾又はキッチンペーパーで残った水分を拭き取ってゆきます。
部屋の隅は、窓と同様に綿棒やつまようじを駆使して、隅の汚れを取ってゆきましょう。

4)キッチンの掃除

キッチンの大半は脂汚れなので、弱~中アルカリ性の洗剤を、キッチンの壁(ステンレス部分や、タイル)にまんべんなく吹きかけ、その上からキッチンペーパーを貼りつけ(パック)てください。
そして、一休み・・・・洗剤とキッチンペーパーで蓋をした壁の表面の脂汚れを溶かすのです。
15分くらいしたら、スポンジに洗剤を付け、擦ってください。
スポンジが汚れたら、バケツですすぎスポンジに付着した油汚れを取り、また同様に擦って綺麗にします。
コンロ台は、酷い汚れが付着しており、洗剤とキッチンペーパーのパックでも溶かせない汚れは「すっきりこげとりたわし」というスポンジで擦ると軽い錆なども取れますよ。
コンロ自体に付いた汚れも頑固なので、先に洗剤とスポンジで擦り、残った汚れは「すっきりこげとりたわし」でこすり取ってください。(但し、擦りすぎると色落ちするので要注意)
シンクやシンク横のステンレス部分は、「ステンレス磨き」用のスポンジで、表面をきれいに整えましょう。ピカピカになります。
排水カバー(ざるのようになった凹の部分)は、洗剤をかけながらブラシで擦り、すすいで残った汚れを見て、隅々まで綺麗にしましょう。
排水溝の中は、塩素系漂白剤かパイプクリーナーを使ってください。但し、混ぜると有毒ガスが出るので使用にはご注意ください。

 

まとめ

掃除をしたら、トイレと浴室は常に換気扇を回しておき、湿気を取り、カビを発生させない、トイレが汚れたら、直ぐに綺麗にするなどのキレイを維持するため心掛けも大事です。
掃除は根気です。
綺麗になったら、すがすがしい気持ちになるので、頑張って清掃にチャレンジしてみてください。

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