ペット多頭飼いの清掃と退去について(特殊清掃 事例②)

犬屋敷、猫屋敷のペット多頭飼いの崩壊事例

今回は、ペットの多頭飼いについて記述します。
多頭飼いによる崩壊事例ですが、精神疾患の1つである溜め込み症候群の場合が多く見受けられます。

持ち家の場合は、ペットの多頭飼いによって傷んだ清掃や修復は、自分の持ち物なのでまだマシですが、賃貸のアパートや市営・県営住宅の場合で「ペット飼育不可」の場合に酷い状態にしてしまった場合、これは後程大変な事(高額請求)になってしまう可能性が高くなります。

    (ペットの糞尿で汚れた部屋の写真)

 

1)ペット飼育不可の賃貸物件で崩壊した場合

元々「ペット飼育不可」でペットを飼ってしまった場合、これは明らかに賃貸契約の不履行となり、リフォームなどに関しては言われるがままで、大変高額な代金を請求されることになります。
ペットの種類によっても傷む箇所が違いますが、糞尿が壁や柱や敷居に浸み込んでしまい臭いが取れず、全撤去(解体=スケルトン状態)となってしまった場合のリフォーム金額目安は以下の通りです。

「リフォーム金額例」
・1K(部屋のみ)の場合30~50万、浴室・トイレ・キッチンも全撤去(スケルトン状態)の場合80~150万
・2DK(部屋のみ)の場合40~60万、浴室・トイレ・キッチンも全撤去(スケルトン状態)の場合120~250万
・3DK(部屋のみ)の場合40~70万、浴室・トイレ・キッチンも全撤去(スケルトン状態)の場合150~350万

もちろん上記は、一例であり、水回り(キッチン、浴室、トイレ)のグレードの違いや、床がフローリングやクッションフロアーでも金額は、変わってきます。
何が言いたいかというと、退去時に膨大な金額を請求されると言う事です。

 (ペットの糞尿で汚れゴミ屋敷になった部屋の写真)

2)ペット飼育OKの賃貸物件の場合

では、「ペット飼育可」の賃貸物件では大丈夫なのか?という点ですが、もしこれを読んでいる方が「ペット飼育可」の賃貸物件に住んでいる場合、賃貸借契約書を見てみてください。
ほぼほとんどの賃貸物件は、借主が「原状回復の責を負う」と契約書にあるはずです。
要は、ペットは飼っても良いが、汚れた部分は借主が修復する責任があると言う事です。
弊社でも、何度か「ペット飼育可」の物件の特殊清掃をしたことが有りますが、壁紙を剥がし、隅々まで清掃し、臭いが床材や壁材に浸み込み取れない場合は、撤去又は防臭コーティングをします。
そして消毒剤、消臭剤を何度も噴霧し、最後にオゾン脱臭処理をするので、施工の手間はもちろん、金額も30~50万円くらいになります。
それでも、先の「原状回復の責を負う」ので、元に戻す為、壁紙や床材の張替えの代金を請求されることになります。

  (ペットの糞尿で汚れた部屋の写真)

要は、ペットを飼う事自体は、良いと思いますが、部屋を汚さないように、ペットの面倒をきちっと見ることが重要なのです。
汚してしまったら、放置せず、直ぐに清掃をする事をお勧めします。

 (放置された犬屋敷の惨状)

 

まとめ

ペット飼育で崩壊してしまった場合や、自分ではどうしようもない状態になったら、特殊清掃業者に可能な限り早めに相談することが、余計な金額を払わないようにする為に重要な事だと思います。
但し、特殊清掃業者は経験に非常に差があるので、その業者のHPをよく見て、過去の作業例をよく見て判断することが肝要です。

 

こころテラス東海は、特殊清掃の経験が豊富な業者です。
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