鳩フン被害 ベランダ(特殊清掃 事例③) 

ハト糞被害の事例

今回は、鳩フン被害について書いてみます。
多いのは、高いマンションやアパートの高層階ベランダです。(その建物自体が、高地にある場合は、2階でも被害が発生する場合もあります。)

 
私どもが特殊清掃でハト糞の撤去をやる場合は、かなり酷い場合が多いのですが、鳩フンには様々な菌やウイルスが居るので、非常に危険です。
特に乾燥した糞が空中に浮遊し、これが口や鼻から入ると感染してしまうのです。
その病気の一例を以下に挙げます。

「ヒストプラズマ病」
真菌の一種で、発症するとインフルエンザや結核に似た症状を引き起こします。
数週間で自然に治癒しますが、乳児が感染すると悪化しやすいと言われています。

「ニューカッスル病」
これも感染すると急性結核炎やインフルエンザの様な症状が出ます。

「クリプトコックス症」
ハトの糞に生息するカビが原因ですが、2年以上も糞の中に生息すると言われております。
感染すると皮膚炎や、発熱、肺炎を引き起こし、重症化すると脳や脳脊髄膜に病床を作り、死に至るケースもある怖い病気です。

「サルモネラ食中毒」
胃腸炎や腹痛、強い吐き気など、サルモネラ菌が口腔より入り込み感染します。

「鳥インフルエンザ」
人に感染することは稀ですが、変異し感染した事例も報告されています。

「オウム病」
オウム病クラミジアに感染しているハトは約30~70%おり、このクラミジアを吸い込むと発症します。
軽傷だと、風邪の症状に似た頭痛や倦怠感、筋肉痛ですが、重症化すると肺炎や気管支炎を起こします。

「トキソプラズマ症」
感染しても何も症状が出なかったり、軽いインフルエンザの様な症状が出る等で済む場合もありますが、妊婦さんが感染すると、流産の危険や胎児への影響が出る場合があり、大変危険です。

「鳥アレルギー」
正式には「鳥関連過敏性肺炎」ですが、浮遊した糞や羽毛の中にいる抗原菌に感染し、発熱、呼吸困難、咳が主な症状です。

ざっと挙げましたが、感染症の種類が多い事が判ります。

私共も、実際に鳩フン被害の特殊清掃を経験しておりますが、マスク等で完全防備し、使った物は洗浄します。
では写真で、実際のビフォアアフターを見て頂きましょう。
(ハト糞被害のベランダビフォア)        (アフター 防鳥ネット設置)
 

作業風景・・・乾いた糞が大量に飛散している事が判ります。実際の作業は、室内に入り込まない為、室内の窓を閉めて致します。
 

(ベランダ全体を洗浄し、防鳥ネットを設置いたしました)

 

まとめ

以上の様に、思ったよりも非常に危険な作業です。
特に、妊婦さんや乳児がいる家庭では、非常に危険があると思われます。
自分の家でなくとも、実家や友人の家が鳩フン被害にあっている場合、その家には妊婦さんや乳児は近寄らないほうが良いと思います。
また、妊婦さんは公園でもハトにはあまり近寄らないほうが無難だと言えます。
ハトを最近よく見るようになったら、出来るだけ早く専門家に連絡して、防鳥ネットを張るようにしましょう。

こころテラス東海は、鳩フン被害に悩む方のお手伝いを致します。
小さいお子さん、妊婦さんがいらっしゃる場合は、出来るだけ早く対応をしたほうが良いと思いますので、お気軽にお問い合わせください。
見積は無料です。

*:特殊清掃の専用サイトがありますので、 https://www.cocoroterrace-seisou.com/lp2/ 是非こちらもご覧ください。(URLをクリックすると画面が変わります)

まずはお気軽にご相談ください(無料)