ゴミ屋敷を自分で片付ける際の片付け方

今回は、ゴミ屋敷を自分たちで片付ける際の片付け方を記述します。
片付けた後の掃除については、本HPの別コラム「汚部屋　掃除と手順」を参考にしてください。

まずゴミ屋敷と言っても様々なパターンがあります。

１）若年層に多いコンビニゴミが大量にあるパターン
２）中～高年層に多い物がとにかく多いパターン
３）収集癖があり、自宅内のみならず自宅の外にもゴミが溢れているパターン

上記３）の方は、ニュースでも話題になるようなゴミ屋敷ですが、こういった方は１）と２）の方と違い片付ける意思が無い事と、大量に物があり、業者以外では撤去が難しいので、今回は割愛致します。
また各市町村で分別が違うため、ここで記述するのは、一般例として参考にして頂き、分別前はお住まいの市町村の分別をご参照ください。

若年層に多いコンビニゴミが大量にあるパターンの片付け方（分別）

まず今回は、１）の若年層に多いコンビニゴミのパターンについて記述します。
実はこのパターン、意外とゴミとして溜まっている物がシンプルなのが特徴で、コンビニ弁当のトレー、カップラーメンのカップ、ペットボトル、缶、瓶、マンガ本、ファーストフードを食べた後の袋、ピザのデリバリー箱、殺虫剤のスプレーが主な物です。

片付け方ですが、まずは家財以外の物＝ごみを分別しながら撤去しましょう。

分別で間違いがちなのが、コンビニ弁当のトレーやカップラーメンのカップ、つまりプラスティックトレー（プラトレー）を、資源ごみとして分けるのか？それとも可燃ゴミとして分けるのか？という点です。
基本的に、プラトレーは綺麗に洗浄してある場合のみ資源ごみとして分け、汚れている物は可燃ゴミとして廃棄してください。
これは洗っていないと資源としてリサイクルし難いからです。

ペットボトルや缶、瓶は中身を出してから、それぞれに分別しましょう。
ペットボトルは、棄てる場所によって違いますが、そのまま捨てれる場合、フィルムとキャップを外さないと捨てれない場合があるので、調べてから分別してください。
瓶も缶も資源物なので、基本は中身を出してから、軽くゆすぐと良いでしょう。
また瓶は、キャップを取ってください。
但し、ペットボトルに尿が入っている場合は、中身出しはもちろん、大量の尿臭がするペットはリサイクルでの受け取りを拒否されるので、中も外も洗浄しないと受取（廃棄）が出来ない為、業者に依頼したほうが良いでしょう。
また尿入りペットは業者でも廃棄に非常に手間がかかるため、かなり高額になるので、めんどくさくてもトイレに行って事を済ませてください。

マンガや本は、まとめてエコステーションや古紙畑に持ってゆけば無料で廃棄できます。（この時、他の物を一緒に捨てると不法投棄になるので注意してください）

ファーストフードの袋や、ピザのデリバリー箱は可燃ゴミで捨ててください。
衣類も基本的には、可燃ゴミで捨てましょう。

スプレーは中身を出さないと捨てられないのか？という点に注意し分別してください。
中身を出す場合は、ホームセンターで売っているスプレー缶に穴をあける工具があるので、これを購入してください。（出す際は、屋外でやってください）

またこのパターンで、床に沢山散らばっているのが、小銭です。
拾うのがかなり手間ですが、かなり汚れている事も多く、拾った後バケツに洗剤と水を入れて、その中に入れておくと、汚れを分解してくれます。
その後ザルに取り、乾かして、小さいなゴミを取り除いてください。
銀行に貯金する場合は、数を数えないと受け取ってもらえない場合もあるので、幾らあるのか数えて貯金するか、１円等が多く、額が少ないなら、近くの神社にお賽銭として寄付するのも良いでしょう。

また、可燃ゴミか、不燃ゴミか迷うのが、金属が少し混じっている物です。
例えばハンガーやボールペン、キーホルダー、柄がプラステックのハサミやスプーンの様な物です。
市によって分別は違いますが、ここでは単純に金属類が、全体の１割以下なら可燃ゴミとして捨ててください。

コップや陶器、鍋蓋でガラス製の物は、不燃物です。

上記で大体のゴミは分別できたと思います。

掃除の仕方

続いて掃除ですが、掃除の基本は上から下なので、テーブルや棚、テレビや冷蔵庫などを中性洗剤とスポンジで擦り、良く絞った雑巾で一度拭き、仕上げにキッチンペーパーで拭くと綺麗になります。
次に床ですが、部屋の半分側に残す家財を移動してください。
空いた半分の掃き掃除と掃除機掛けの後に、中性洗剤とスポンジで擦り、汚れを落としましょう。
取りにくい場合は、キッチンペーパーを汚れの上に置き、上から中性洗剤を掛けて、汚れを分解するまで少し待ってから、擦ると良いでしょう。
それでも取りにくい場合は、アルミが入っているキッチン用の脂汚れ用のスポンジで擦ると良いのですが、下地がはがれる恐れもあるので、あまり擦りすぎないようにしてください。
最後に、水をバケツに入れ、雑巾で洗剤を拭き取った後、乾いた雑巾かキッチンペーパーで乾拭きしてください。
残った半分も家財を移動してから掃除しましょう。

トイレや浴室、キッチンは、先も記述した本HPの別コラム「汚部屋　掃除と手順」を参考にしてください。

と以上ですが、これが出来ないようなら専門家への依頼を検討しください。
その②に続きます。

こころテラス東海は、経験豊富なゴミ屋敷・特殊清掃業者です。
数々の案件のビフォアアフターをＨＰに掲載していますので、以下のＵＲＬから入り見てください。
大体の金額や掃除のアフター写真も見れますので、ぜひご参考にしください。

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