編集部作成のAI生成画像。実案件の写真ではありません。
部屋の床に近いところや床下収納の周辺で臭いを感じても、カビなのか、配管からの漏水なのかを、においだけで決めることはできません。原因がまだ分からないときは、所有者や管理会社、建物を点検できる担当へ相談し、原因の確認・対処と、残った汚れや臭いの清掃を分けて考えましょう。
自分で床下へ入って調べる必要はありません。ここでは、いま分かっていることから相談先を選び、点検・修理・駆除の担当から清掃業者へ、どの情報を引き継ぐかを整理します。

床下から上がってくるように感じる臭いでも、実際の発生場所や原因が確認できたとは限りません。相談のときは「床下がカビている」と原因を付け足さず、「洗面所の床の近くで臭いを感じる」「修理の後も同じ部屋で気になる」など、気づいた状態を伝えてください。
既に修理や駆除を頼んだことがあれば、その担当へ「原因について何が分かり、どの対応まで終わったか」を聞きます。まだ点検していない場合は、臭いを感じる場所と、発生源が分からないことを伝え、建物の点検を依頼できるか相談しましょう。
いつもと違う臭いが続く、同じ場所で繰り返す、漏水を指摘されている場合は、その経過も相談の材料になります。消臭だけを先に手配せず、原因を確かめる点検と、必要な対処を済ませる担当を決めておくと、その後の清掃範囲も相談しやすくなります。
最初の窓口は、原因を決めつけず、既にある情報に合わせて選びます。賃貸や集合住宅では、床下や配管の扱いを自分だけで決めず、貸主・管理会社へ状況を伝えてください。所有する家なら、施工会社や点検を頼める建物の担当へ相談できます。
小さい画面では表を横に動かして確認できます。
| いま分かっていること | 主な相談先 | 最初に聞くこと |
|---|---|---|
| 臭いは感じるが、点検はまだ | 所有者・管理会社、建物の点検を依頼できる担当 | 原因を確認するには誰に、どの範囲を見てもらうか |
| 配管の不具合や漏水を指摘されている | 建物・設備の点検や修理を担当した業者 | 原因への対応はどこまで終わり、床下の汚れはどうなっているか |
| 動物が入ったことがあり、駆除を依頼した | 駆除を担当した業者 | 対応した場所と内容、残っている確認事項は何か |
| 浸水したことが分かっている | 自治体の衛生相談窓口、建物の担当、清掃業者 | 衛生対策と、建物・設備・清掃それぞれの確認先はどこか |
| 原因への対応後も汚れや臭いが残る | 対象の床下清掃・消臭に対応する業者 | これまでの点検・作業記録から対応範囲を相談できるか |
相談先が決まっていない場合は、貸主・管理会社や施工会社に、まず誰が点検するかを聞きます。一社へまとめて相談する場合も、配管修理、動物の駆除、清掃のどこまで依頼でき、別に手配する担当がいるかを確認しましょう。
点検後は「異常があった・なかった」だけでなく、確認した箇所と確認できなかった箇所を聞くと、次の相談に使えます。例えば、配管の修理は終わったが床下の清掃は含まれていないのか、床下の状態も記録しているのか、といった違いです。
点検口を開けたり、配管へ近づいたりして、依頼者が足りない情報を集める必要はありません。報告書や担当者が撮った写真を共有できるか、分からない点は誰に聞けばよいかを確認します。
動物への対処を依頼した場合は、駆除・侵入箇所への対応と、残った汚れや臭いの清掃が契約に含まれていたかを確かめます。「駆除済み」という説明だけで、清掃まで済んでいるとは限りません。
浸水が分かっている場合は、消毒の手配だけを先に決めないようにします。豊田市の浸水後の衛生対策は、清掃と乾燥が重要で、床下や庭の消毒は原則不要と案内しています。臭いの問題と併せて、どこまで清掃・乾燥が済んでいるかを確認し、消毒の要否は所在地の衛生相談窓口へ聞いてください。
原因への対応をした担当と、残った汚れや臭いを清掃する担当が異なる場合があります。前の作業内容を共有せずに消臭だけを依頼すると、何が未対応なのかが曖昧になります。
岐阜県瑞穂市の床下漏水の事例では、臭いをきっかけに施工会社が調べ、床下に汚水があったことが分かりました。工務店が清掃し、消臭マットを設置した後も臭いが残ったため、こころテラス東海へ依頼されています。施工会社による調査や工務店の一次清掃と、その後の残臭への対応が分かれている例です。
また、三重県亀山市の害獣臭への対応事例は、別業者が動物を駆除した後も床下から臭いが上がるとして、消臭を相談された例です。これも、駆除と消臭を別に確認する場面として参考になります。
いずれも個別の状況に対する施工記録です。同じ工法で臭いが取れる、どの床下にも同じ作業ができると示すものではありません。清掃業者へは、先に行った点検・修理・駆除・清掃の内容と、いま残っている困りごとを分けて伝えましょう。

清掃を相談するときに、点検結果をすべて専門用語で説明する必要はありません。次の情報を、分かるところからそろえます。
特に、点検で問題が見つからなかった箇所と、まだ点検していない箇所は別に記録してください。 配管の修理が済んでいても、床下全体を確認したのかは別の質問になります。業者が撮影した範囲が限られている場合は、写真にない部分の状態は分からないまま引き継ぎます。
最初の連絡では、例えば次のように伝えられます。これは相談の仕方を示す文例です。
洗面所の床に近いところで臭いが続いています。設備業者に点検を頼みましたが、床下の清掃まで含まれていたかは分かりません。作業報告の写真はあります。前の業者へ確認する項目と、清掃・消臭を相談できる範囲を教えてください。
点検担当と清掃担当の直接のやり取りを希望するなら、依頼者から双方へ、その方法と共有する資料を確認します。依頼者が連絡を取りまとめる場合は、相手・日付・回答を同じメモに残しておくと引き継ぎやすくなります。
見積りでは、臭いへの対応という一言で済ませず、清掃する箇所、現地で確認が必要な箇所、別の業者へ頼む作業を分けてもらいます。点検のために床材等を外す提案がある場合は、外す範囲と、その後の復旧・補修を誰が担当するかも聞きましょう。
契約前には、関係する担当者と次の内容をそろえましょう。
床下は依頼者が容易に見られないため、完了時の確認も、無理に入って自分で確かめる方法にはしません。合意した範囲のどこを作業したか、確認できなかった箇所があるかを、報告と照らして説明してもらいます。
こころテラス東海には、床下漏水や駆除後の残臭に対応した公開事例があります。よくあるご質問では、写真やヒアリングによる金額はおおよその見積りとしています。点検・修理等の進み具合を伝え、現地確認の可否と、依頼できる作業を個別に確かめてください。